洗練された香味のバランスが魅力の「寫楽」

近年日本酒ファンの間で高い評価を受けている「寫楽」。
食中酒としての完成度が高く、洗練された香味のバランスが魅力で、人気を博しています。
【寫楽の歴史】
福島県会津若松市に蔵を構える「宮泉銘醸株式会社」が醸す日本酒です。
宮泉銘醸は1955年(昭和30年)に創業。
会津の豊かな水と米を活かし、地元に根差した酒造りを続けてきました。
もともと蔵の代表銘柄は「宮泉」。
堅実で食事に寄り添う酒として地元で親しまれてきました。
「寫楽」が誕生したのは2008年頃。
当時の蔵元・宮森氏が「全国に通用する酒を造りたい」
という想いから、新たなブランドとして立ち上げたのが寫楽です。
名前の由来は、江戸時代の浮世絵師「東洲斎写楽」。
“見る者の心を写す”という意味を重ね、飲み手の心に残る酒を目指して名付けられました。
写楽は発売当初から品質の高さで注目を集め、全国の酒販店や飲食店で評判になりました。
特に東日本大震災後、福島の酒蔵が厳しい状況に立たされる中、写楽は品質で評価を伸ばし、
「福島酒復活の象徴的存在」の一つとも言われるようになります。
品評会や専門誌での高評価も重なり、入手困難銘柄として知られる存在になりました。
現在も大量生産はしておらず、品質重視の少量仕込みを継続しています。
【味わい】
写楽の最大の特徴は、
「フルーティな立ち香」と「透明感のある旨み」 のバランス。
・上品なメロンや白桃のような吟醸香
・口に含むとやわらかな甘み
・中盤から広がるお米の旨み
・後口はすっとキレる、雑味のない余韻
甘すぎず、辛すぎず。飲みやすいのに、決して軽すぎない。
「ちょうどいい」を高い次元で体現している一本です。
写楽は季節ごとに純米酒・純米吟醸が発売されます。
通年で発売されている「寫楽 純米酒」は、口に含むとフレッシュな果実のような含み香が広がり米の持つ旨味とコクが味わえ、後味はほのかな酸味が味を引き締め、キレが良くすっきりとした定番の純米酒です。
同じく通年で発売されている「寫楽 純米吟醸」は甘みと酸味が綺麗に溶け合い、やや上質な雰囲気を持ちながら、米の旨みも感じられる味わいです。飲んだ後でも口の中にほのかに香る余韻が楽しめる定番の純米吟醸です。

【おすすめのペアリング】
寫楽はフルーティな香りと透明感のある旨味ときれいなキレが特徴の日本酒です。
◇和食◇
⋆タイやヒラメなどの白身魚のお造り
⋆鶏の塩焼き
⋆だし巻き玉子
◇洋食◇
⋆白身魚のムニエル
⋆鶏むね肉の香草焼き
⋆生ハムとフルーツ
和食・洋食共にあっさりとした食事とのペアリングがおすすめです。
【まとめ】
写楽は、フルーティな日本酒がお好きな方や、食事と一緒に日本酒を楽しみたい方におすすめの1本です。
ラベルも華やかで知名度もあり贈答用にも人気のあるお酒です。
少しリッチで特別な晩酌に、いかがでしょうか?