日本酒通に愛され続ける 銘酒 久保田

【久保田の歴史】
多くの日本酒ファンがいる「久保田」
寿の名前が付くお酒でも知られており、お祝い事によく飲まれる日本酒です。
その「久保田」が誕生したのは1985年。
久保田を醸す朝日酒造は1830年江戸時代後期に「久保田屋」という屋号を掲げ創業されました。
これが朝日酒造の原点であり、「久保田」の名前の由来となります。
「久保田」は時代に合う新しい日本酒をという想いから誕生しました。
淡麗辛口が主流となり始めた新潟清酒の中で、洗練されたキレと香味のバランスを追求したブランドとして確立しました。
【味わい】
「久保田」は種類豊富なラインナップで販売されていますが共通する特徴は「淡麗辛口でキレが良い」 ことです。
お酒ごとに味わいをまとめてみました。
- 萬寿(まんじゅ):最上級。華やかな吟醸香とふくらみのある旨み。上品な余韻。
 - 碧寿(へきじゅ):山廃仕込み。力強さと酸の調和。燗酒でも映える。
 - 翠寿(すいじゅ):生酒。爽やかな香りと軽快さ、フルーティーさ。
 - 紅寿(こうじゅ):純米吟醸。米の旨みがやわらかく、食中酒に最適。
 - 千寿(せんじゅ):吟醸。軽快でキレがあり、日常使いにぴったり。
 - 百寿(ひゃくじゅ):入門編。スッキリと飲みやすい。
 
【おすすめのペアリング】
「日本酒を料理の脇役ではなく引き立て役にする」思想で造られているので、基本的には和食全般と相性が良いことが特徴です。特に 素材の味を活かした料理 と合わせると、その真価を発揮します。
- 萬寿:祝いの席向け。刺身(特に白身魚)、鯛の昆布締め、雲丹、上質な和牛のしゃぶしゃぶ。
 - 碧寿:山廃の酸と旨み。きのこ料理、鴨鍋、焼き魚(鰆や秋刀魚)。
 - 翠寿:爽やかさ。カルパッチョ、鮎の塩焼き、天ぷら(山菜や海老)。
 - 紅寿:米の旨み。煮物(筑前煮、肉じゃが)、焼き鳥(タレ)。
 - 千寿:定番の食中酒。寿司、冷奴、塩焼きの魚(鯖や鮭)。
 - 百寿:カジュアルに。焼き餃子、唐揚げ、枝豆。
 
【久保田のおすすめ飲み方】
それぞれの酒質に合う温度帯を意識すると、より美味しく楽しめます。
- 萬寿(純米大吟醸)
→【おすすめ】冷酒(10℃前後)、常温
華やかな吟醸香を楽しむなら冷やして。口当たりの柔らかさを感じたいなら常温。 - 碧寿(山廃純米大吟醸)
→【おすすめ】常温、ぬる燗(40〜45℃)
山廃らしい酸味と旨味が広がるので、温めるとふくらみが出ます。 - 翠寿(純米大吟醸 生酒)
→【おすすめ】冷酒(5〜10℃)
フレッシュ感と爽やかさを最大限に楽しむならしっかり冷やして。夏に特におすすめ。 - 紅寿(純米吟醸)
→【おすすめ】常温、冷酒
米の旨味が柔らかく広がるタイプ。常温でしっとり、冷酒でキレ良く。 - 千寿(吟醸)
→【おすすめ】冷酒、常温
スッキリ軽快なタイプなので、冷やして食中酒として活躍。 - 百寿(特別本醸造)
→【おすすめ】常温、熱燗(45〜50℃)
シンプルな味わいは燗で旨味が膨らみ、日常酒として最適。 
【久保田 人気ランキング】
贈り物やお店でよく飲まれる「久保田」をランキングにしてみました。
- 萬寿
久保田といえばこれ、という最高峰。贈答・祝いの席で不動の1位。 - 千寿
日常的に飲まれる定番。コストパフォーマンスも良く、飲食店での取り扱いも多い。 - 紅寿
食中酒としてバランスがよく、家庭でも人気。 - 碧寿
山廃の奥深さで、通好みのファンが多い。 - 翠寿
夏季限定が多く、希少性と爽やかさで人気。 - 百寿
カジュアルに楽しむライン。日本酒初心者にもおすすめ。 
久保田は贈り物や特別な日に飲むなら 萬寿、日常使いなら 千寿、料理と合わせてじっくり楽しむなら 紅寿・碧寿、爽やかに飲みたいなら 翠寿 がおすすめです。
飲み比べをしてみても楽しいかもしれません☆